私の考える
GARDEN
think & feel
“garden”
私は植物を育てることが好きです。
植物をどのように植えたらその植物が活きてくるかを
考えることが好きです。
どのようにしたらgreenによって建物が引き立ち、住む人の心地が良くなるかを
考えることが好きです。
庭というとお花や木を植えるところと考えがちですが、
私は建物以外の残り全てが庭だと考えています。
アプローチ・駐車場・フェンス・テラス、そして家の外周まで…
全てがお庭になっていくのです。

外構工事でもなく、造園工事でもなく、ガーデニングでもない、
これらすべてのことをトータルに考える、新しい「庭」=「おそとのこと」なのです。
建物とアプローチ、駐車場の関係性は
玄関の位置とともにリビングからの見え方も変わってきます。
テラスを有意義な場所にするための広さ・高さ・素材、
そして居心地を良くするためのパーゴラや樹木の配置。
区切るためだけでなく、デザイン性も兼ね備えた
ブロックやフェンスの使い方など
どれを取っても建物を良く見せるためのものであって
それが今後の生活にもつながっていくのです。
そしてもう一つ。
植物を育てることはただの趣味の世界ではないのです。
人間は何かを育て、愛でたいものだと思います。
植物を育て、土を触ることでエネルギーがもらえます。
その場所を準備することが私の仕事だと考えています。
みなさんのその時の生活にあった程よい空間作り。
緑が入った瞬間の建物の変化をみなさんにも体感していただきたいです。

ガーデンデザイナー
川野 ルミ